燕三条匠の守護者とは…

燕三条匠の守護者とは…

遥か神々の時代――
何もなかったこの土地に、「和釘大神(ワクギオオノカミ)」という守護者の祖が現れた。
和釘大神には、ふた柱の子ども――「鎚起尊(ツイキノミコト)」と「鍛造尊(タンゾウノミコト)」がいた。
後に、このふた柱から八百万の守護者が誕生することとなる……。

昔々、燕三条シティができるはるか昔のこと…。
ふた柱のおさめるこの地には、鎚起尊が治める「燕國(ツバメノクニ)」、鍛造尊が治める「三条國(サンジョウノクニ)」の二つの国が存在していた。
燕國には「飛燕(ヒエン)」「酒呑(シュテン)」「大河津(オオコウヅ)」の三郷が、三条國には「天狗(テング)」「六角(ロッカク)」「鬼踊(キヨウ)」「五葉(ゴヨウ)」「羚羊(カモシカ)」の五郷があった。

それぞれの郷は、主義主張を繰り返しながらこの土地の覇権をかけて争い、二つの国の八つの郷による対立は絶えず、長きにわたる戦国時代が続いた。
その混乱に終止符を打ったのは、「横田切れ」と呼ばれる大氾濫だった。激しい洪水が燕國・三条國の全域を襲い、民は住処を追われ、飢えに苦しみにあえいだ。
この危機に八つの郷の主たちは一堂に会し、力を合わせることを決意する。そして、洪水の被害からこの地を立て直すために「燕三条協定」を結んだ。
協定により見事に復興を成し遂げた八つの郷では、ものづくりの練度を高めるために互いに切磋琢磨しながら絵札遊戯(TCG)を繰り広げるようになった。絵札遊戯(TCG)で技術を競い合い、協力し合いながら進化を続けたこの土地は、やがて“天下一のものづくりの街”としてその名を轟かせ「燕三条シティ」と呼ばれるようになったのであった……。

Introduction

「燕三条 匠の守護者」とは燕三条に数多ある、ものづくりにまつわる会社、商店、団体を日本アニメ・マンガ専門学校の学生デザイナーが擬人化し、産業観光PRと、燕三条のキッズ達に地元企業を知らしめる産学連携プロジェクトが生んだトレーディングカードゲームである。

2019年にスタートしたこのプロジェクトは、現在までに164キャラクターが匠の守護者として生まれている。