
謎解き-16 大黒亭 松屋小路店

【れいあ】
わぁ……。ここが、大黒亭 松屋小路店さんなんですね。
三条市で長く親しまれている、カレーラーメンの老舗です。
三条カレーラーメンは、新潟5大ラーメンのひとつにも数えられているんですよ。
【ウスラタラーズ伯爵】
……ふむ。
カレーとラーメン。一見、別々のものを合わせながら、土地の味として根づいたわけか。
悪くない。
【れいあ】
大黒亭さんのカレーラーメンは、東京の洋食店で学んだカレールーを、中華そばに合わせたことが始まりだと言われています。
松屋小路店さんは、本店からのれん分けされたお店で、長く味を守ってきたんですね。
【ウスラタラーズ伯爵】
ふむ。
異なる技を合わせ、土地の暮らしに合う形へ変える。
それもまた、継承の一つである。
【れいあ】
三条は、昔から工場で働く人も多い町ですよね。
汗をかいて働く職人さんたちにとって、カレーラーメンは力の出る一杯だったのかもしれません。
【ウスラタラーズ伯爵】
食とは、ただ腹を満たすだけではない。
働く者を支え、町の記憶となり、やがて土地の文化になる。
【れいあ】
なんだか、ラーメン一杯にも三条のものづくりの歴史がつながっているんですね。
【ウスラタラーズ伯爵】
ようやく見えてきたか。道具を作る手も、その手を動かす身体も、日々の食によって支えられている。
食もまた、匠の町を支える力である。
【れいあ】
カレーラーメンって、観光名物というだけじゃなくて、この町で働く人たちの暮らしから育ってきた味なんですね。
【ウスラタラーズ伯爵】
その通り。派手な装飾ではない。
長く食べられ、受け継がれ、町の人に選ばれ続ける。
それこそが、本物の土地の味というものだ。
さて――
ここまで辿り着いた諸君らに、次の試練を与えよう。
【れいあ】
来ましたね、伯爵の問題。あなたも一緒に考えてみてください。
【ウスラタラーズ伯爵】
ふむ。
この場所には、洋の技と中華の一杯が重なり、三条の暮らしに根づいた味がある。
諸君らは、その本質を見抜くことができるだろうか。
さて――
用意された三つの答えの中から、この場所にふさわしい答えを導きたまえ。
謎解き-16



