
謎解き-13 遊亀楼 魚兵

【れいあ】
わぁ……。ここが、遊亀楼 魚兵さんなんですね。
明治元年に創業した、三条の歴史ある料亭なんですよ。
150年以上、この燕三条の地で料理を通して土地の文化を伝えてきた場所なんです。
【ウスラタラーズ伯爵】
……ふむ。
ただ食を出すだけではない。土地の記憶を、料理という形に変えて受け継いできた場所か。
悪くない。
【れいあ】
今は料亭としての歴史を大切にしながら、カフェやギャラリー、燕三条の道具に触れられる場所としても親しまれているそうです。
昔からの座敷や空気を残しながら、今の人たちが入りやすい形に変わっているんですね。
【ウスラタラーズ伯爵】
守るとは、止めることではない。
時代に合わせて姿を変え、それでも核を失わぬことだ。
【れいあ】
なんだか、匠の守護者に通じるものがありますね。
料理人さんの技、器や道具を作る職人さんの技、それを味わう人の時間。
全部がつながって、この場所の価値になっている気がします。
【ウスラタラーズ伯爵】
ようやく見えてきたようだな。技は、工房の中だけにあるものではない。
包丁を握る手にも、出汁を引く香りにも、客を迎える所作にも宿る。
【れいあ】
……伯爵、今日は少しだけ優しいですね。
【ウスラタラーズ伯爵】
気のせいだ、れいあ。
私はただ、受け継ぐ価値のあるものを見定めているだけである。
さて――
ここまで辿り着いた諸君らに、次の試練を与えよう。
【れいあ】
来ましたね、伯爵の問題。あなたも一緒に考えてみてください。
【ウスラタラーズ伯爵】
ふむ。
この場所には、時代を越えて受け継がれてきた“あるもの”がある。
料理か。道具か。人の想いか。
諸君らは、この場所に込められた意味を見抜くことができるだろうか。
さて――
用意された三つの答えの中から、この場所にふさわしい答えを導きたまえ。
【れいあ】
この場所をよく見れば、きっとヒントが見つかるはずです。
謎解き-13



