解説-25 スーパーマルセン 興野店

【正解:C くるまふ】

 

【れいあ】
あっ……!答えは、「くるまふ」ですね。
三条で昔から親しまれてきた、車輪みたいな形のお麩です。

【ウスラタラーズ伯爵】
……御名答だ、諸君ら。
くるまふ。輪の形をした、越後の食文化に深く根づく食材である。

【れいあ】
車麩って、棒に生地を巻きつけて、何度も焼き重ねて作るんですよね。
だから断面が層になっていて、輪切りにすると車輪みたいに見えるんだ……。

【ウスラタラーズ伯爵】
ふむ。見た目は素朴だが、手間を重ねて生まれる食材というわけだ。
そして、乾物であるがゆえに、長く保存できる。
日々の食卓を支えるには、実に理にかなっている。

【れいあ】
マルセンさんは、地域の毎日の食卓を支えるスーパーですもんね。
特別なごちそうだけじゃなくて、こういう昔からの食材が並んでいることも、地域らしさなんだと思います。

【ウスラタラーズ伯爵】
その通り。地域を守るものは、大きな建物や派手な祭りだけではない。
日々の買い物。家の台所。家族の食卓。
そこに残る味もまた、受け継ぐべき文化である。

【れいあ】
なんだか、スーパーってただ買い物をする場所じゃなくて、地域の暮らしや食文化が集まっている場所なんですね。

【ウスラタラーズ伯爵】
ようやく見えてきたか。
くるまふのように、素朴で、長く使われ、暮らしに根づいたもの。
そうしたものを見逃さぬ目こそ、守護者には必要だ。

さて――
諸君らの観察力、なかなか見事だった。
次の場所でも、その目を曇らせぬことだ。期待しているよ。